保安帽必需品シリーズ〜その③
必需品シリーズ最後となる今回は、小物まとめて2つご紹介。
ホイッスルと耳栓です。
まずはホイッスルから。

保安帽に取り付けるホイッスルとしては、ごくスタンダードなコルク入りのもので十分です。
ある程度水に濡れても鳴ります。スポーツ用品メーカーや作業用品メーカーから好きなものをチョイスしてください。
もちろん心配な方はFOX40にしてもらえば、水濡れは問題なくなります。
取り付けは、保安帽のアゴ紐の先端に普通に取り付けてもいいのですが、ブラブラして気になります。
そこでおすすめはヘッドライトのバンドに取り付ける方法↓

(保安帽で写真撮りたかったのですが、現場工事用のヘルメットしか持ってなかったので…ご容赦ください)
これはオフィスで名札などを下げる時に使う「リールクリップ」というものを使います。

必要な時だけリールが伸びて、手を離せば勝手に巻き取ってくれます。
いろんな製品があるのですが、一番いいと思うのがこの製品。



ホイッスルを取り付ける部分がフック式、バンドに固定する部分はクリップ式と言われる形のものです。
バンドにしっかりホールドし、ホイッスルも外れにくく、本体の丸い部分は360度回転します。
日常の車両誘導から、訓練時の合図、危険や緊急を知らせたり、サバイバル用途まで…ホイッスルは無くてはならない装備の一つです。
続いて耳栓。無くしやすいので、これもヘルメットに着けておきたい装備です。

ホイッスルと同様に取り付けますが、こちらはリール式のものが販売されています。
ただしこの製品のクリップはシリコンバンドなどでは滑りやすく、耳栓を引き出した時に本体ごと外れてしまうことがあります。

安全ピンもついているので、バンドに刺すことも可能ですが、そこからバンドが切れないとも限らないですし、やや抵抗があります。繊維のバンドなら大丈夫ですが、無地や蓄光のシリコンバンドを使われている方も多いと思います。
そこで、100均で買ってきたこれ。面ファスナーの結束ベルト。

これを1〜2周バンドに巻いて、そこに安全ピンを通せば外れません。(現場の知り合い数人のお悩みも実際これで解決しました!)
さらにクリップも併用してがっちり固定できました。


なお現行品はリールが左右に別れて伸びるように改良されているようです。

これで保安帽には、
・ゴーグル
・ヘッドライト
・ホイッスル
・耳栓
の4つが装備されました。
ここまでしてやっと『出場準備ヨシ!!』でしょう。

私が言うまでもなく、これらの装備は多くの方々がすでに実装されていて、半ば常識かもしれません。
もしまだ欠けているものがある方は、装備の専門店などでなくとも簡単に入手できるものばかりですので、検討してみてはいかがでしょうか。
いざ必要な時に必要な装備を持っていなければ、その時点でその隊員は「戦力外」です。隊長ならばその任務や作業から外さなければなりません。
小さな投資が大きな差を生むかもしれませんよ。