保安帽必需品シリーズ~その1
日本の消防士は常にヘルメット2つ持ちです。防火帽/保安帽、第1種保安帽/第2種保安帽…いろいろと呼び名はあるでしょうが、火災現場用のシコロが付いたやつと、主に白色のMP型などど一般に言われる形のヘルメットですね。常に両方携行しなければならないので、私は煩わしいと思ってましたが…
それはさておきこの保安帽、何も装着せずプレーンで使用している場面はほとんど見かけなくなりました。
ゴーグルやヘッドライトなどは、もう当たり前の装備です。
組織でこういった付加装備品を整備してくれれば良いのですが、まだまだ各個人が私費で装備しているケースも多いと思います。
そこでここでは保安帽に必ず装着しておきたい装備品をシリーズでご紹介したいと思います。
私個人的には、ここまでカスタムした保安帽でなければ、現場には出れません…
保安帽必需品シリーズ~その1「ゴーグル」

これは一番公費での配備率が高いかもしれません。
もう目が大切なのは言うまでもありませんよね。ゴーグルは受傷事故防止や感染防止に欠かせないアイテムです。公用なら個人購入は認められないかもですが、ボランティアなどで被災地入りされる方など、プライベート用のヘルメットにもぜひ着けておきたい装備です。
おススメは写真の山本光学レスキューゴーグル。
消防防災用途では最高峰でしょう。ゴムバントで頭の周囲に固定するものよりも、このヘルメットに固定するタイプがおすすめです。
ゴムバンドのものは、ヘルメットにセットしているだけでゴムが伸びてしまうので、実際使用時にはもうダルダルでどうしようもない、なんてことになります。
さらにゴムバンドタイプはもう一つの必需品、ヘッドライトとの同時装着も問題です。ライトはゴムやシリコンのバンドで着けることになりますので、バンドが2本という何とも不格好な事態が起こります。
その点このゴーグルはヘルメットの側面の淵に直接挟み込んで固定します。またその固定パーツが、ライトのバンドを固定するパーツも兼ねていますので完璧です。
サイドのタブを引いて顔に装着し、またリリースも容易です。
そして最近現場の救助隊員から要望が多いのがこの↓メガネタイプ。

交通事故の際などは、こちらを使いたいとのこと。ゴーグルより自然な掛け心地と見え方、視界が広いところが好まれるのかも知れません。ヘルメットへの常時装着や、眼鏡との併用は不可ですが、こちらが使いやすく必要十分という場面も多々あるでしょう。一つ持っておくことをお勧めします。
いかがでしょうか。まずは大切な目を保護するゴーグルを紹介しました。プロ/アマ問わず、防災に携わる方全てに必携の装備だとハッキリと断言します。
次回もさらに必携品をご紹介します!