この発想。
高層火災の解説した動画を見ていたら、階段を上る時の注意点が書いてありました。

“クールに登れ” オーバーヒートするな
・防火衣を開けろ
・手袋とフードを外せ
・ヘルメットは(体のどこかに)ぶら下げよ
オーバーヒートとは、体温的なことだけではなく、精神的にも熱くなりすぎるなということでしょう。
防火衣の前を開いて、日本ではまだまだフードは普及してませんが、長いシコロがありますよね。
ヘルメットを外してどこかに下げておきましょう、ということ。
色々な教則映像を見てても、基本は装備完全着装です。不完全な装備を口酸っぱく戒めています。
でもここではあえて省エネを勧めています。
私の場合だと、体力は人に劣るほうですが、フル装備+両手に資機材で、興奮に任せてダッシュしていると思います。
今年の夏も殺人的暑さでした。
これから増々温暖化は進行するでしょう。
こういう発想も持っていないと、本当に危ないと思います。
特に私のような「水飲むな」で育ってきた根性論世代には。
耐えるのが美徳としてしまいかねない。
上がそうだと、若い隊員さんは無理せざるを得ません。
限界を超えていても言えないかもしれません。
でも、もう気持ちで何とかなる自然環境ではないことは皆解っています。
これをテクニックと考えるか、チートと感じるのか。
またひとつ勉強しました。